ペルシャ絨毯の文化
日本初ペルシャ絨毯のショールーム
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ペルシャ絨毯の復興
18世紀、サファヴィー朝はアフガンの侵略に遭い滅びるとともに、絨毯の生産もごく一部を除き途絶えてしまいました。19世紀後半になってタブリーズを中心に絨毯づくりが復興されるまで約1世紀以上のブランクがありました。
この絨毯復興はタブリーズの商人を中心として欧州市場に向けてなされたもので、第1次世界大戦で市場がヨーロッパからアメリカに移行したりしましたが、ガージャール朝から20世紀のパフラヴィー朝にも絨毯振興の制作は引き継がれ、世界のペルシャ絨毯の名を不動のものとしました。1979年、イランはイスラム革命により王制に終止符を打ちますが絨毯産業は国の重要な輸出品目となっています。
ペルシャ絨毯の黄金期
同じ頃、イラン
においても絨毯づくりは盛んに行われていたと思われますが、著しく発達するのは、アケメネスサーサーンに続くペルシャ人による大帝国が復興された16世紀のサファヴィー朝からです。
シャー・タフマースプやシャー・アッバースT世の時代はペルシャ絨毯の古典期とされており、アナトリアの絨毯とはまた異なった細密な曲線を扱った文様のペルシャ絨毯の名品が生み出されています。とくにアッバース帝の治世には、イスファハーンに都が遷されて、数多くの絨毯工房が新設され、金糸を使った絹の絨毯(ポロネーズ絨毯)など華麗な絨毯が制作されるようになり、インドのムガル朝やトルコのオスマン朝などに大きな影響を与えました。