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キリムの産地

アゼルバイジャン(Azerbaidzhan


カスピ海寄りに位置し、標高の高い高原地帯の州のため、

ヨーロッパにもっとも近いイランの街として首都《タブリーズ》は栄えております。

いにしえより東西交流の商業の中継地点として発達し、クルド人、コーカサス系トルコ人など多くの部族・人種が行き交うためキリムも洗練されたものが多いようです。

身近に眼にする、もっともキリムらしいデザインの原点ともいえましょう。キリムの特徴としては、紫・濃紺をベースに魚(マヒ)型のハアザミの葉を抽象化した菱形の細かい連続模様、小さい花などの細かい文様が有名です。

シルクの糸を使ったキリム(ソマック)の生産もなされており《幸福の鳥・孔雀》などの鳥や馬などの動物を写実的に織り込んだもの、トルコのサソリ紋、コーカサスの幾何紋などを取り入れたダイナミックで軽快な印象を持つキリムが製作されています。

ビジャー&セネ(bijar & Senneh


イラクに近いイラン西部に位置し、絨毯やキリムの代表的な産地の町にあたります。

縦糸をコットン、横糸はウールを使用した小キリムが大半を占めているといえましょう。キリムの特徴としては青・紫・茶をベースに、人や小動物、花などがペシャンコに押しつぶしたような愛らしさでもってデザインされています。

クルド人の誇り高い民族性をこめた《赤色》が、差し色として必ず効果的に使用されており、ペルシャ絨毯のデザインを、そのままキリムにしたようなカジュアル感が魅惑的なキリムにあたります。

カズビン&ザランド(Quzvin & Zarand


カスピ海西部に多く住まう、シャーサバン族を中心にして織られ続けるキリムの有名な産地にあたります。

細長いキリムが過半数を占め、青・ベージュ・茶をベースに菱形や格子、花紋がデザインされております。

どこか土の匂いを感じる優しさと落ち着きが洗練されている、非常に合わせやすいキリムといえましょう。

カシュガイ(Qashgai


イラン南西部に位置する代表的な都市シラーズは、カシュガイ族の製作したウールキリムの集積地にあたります。

カシュガイ族は今もなお、南西部の険しいザグロス山脈の山中を遊牧しながら移動中にキリムを織り上げていく伝統的手法を守り抜き、時として色や形・
デザインがひょうげてしまいます。

しかし糸が頑強に打ち込まれているため、ハンドメイドの究極の味わい深さを楽しむことができましょう。自然の厳しさを知るものにしか許されない力強い生命力、遊牧生活の中の、束の間の歓びを女性が表現する気ままなデザインは、赤・青・緑・黄・白・ピンクと目が覚める鮮やかさでコレクター垂涎のキリムとなっております。


ケルマン(Kerman


イラン東南部に位置する砂漠の都市ケルマンは、絨毯で知られております。

ケルマン周辺ではアフシャル族が半定住半遊牧という生活の中でウールのキリムを織り込んでいます。縦糸、横糸共に極細の糸を用い、刺繍を刺したかとまごうほど精緻な連続紋がしっかりと、打ち込まれて連なります。

キリムでありながらカジュアル感があまりなく、どのような部屋も問わない合わせやすいキリムにあたります。

詳細はメンテナンスを参照下さい

ペルシャ絨毯-キリムの産地

ペルシャの-キリム 産地

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